はじめに
洋服を構成する要素には一つひとつ名称があり、それらを総称して「ディテール」と呼びます。OEMの現場では仕様書や打ち合わせで頻繁に出てくるため、基本的な用語を理解しておくことが必要です。
ディテールとは?
ディテールとは、服を構成する細部のデザイン要素のことです。代表的なものにポケット、襟、袖、カフス、ヨーク、プリーツなどがあります。
主なディテール例
- 襟(カラー):シャツカラー、スタンドカラー、ボタンダウンなど
- ポケット:パッチポケット、フラップポケットなど
- 袖(スリーブ):ラグランスリーブ、セットインスリーブなど
- 裾(ヘム):ラウンド、ストレート、スリット入り
OEMでの重要性
ディテールはデザインの印象を大きく左右するだけでなく、製造工程やコストにも関わります。例えば、装飾的なポケットや複雑な袖の仕様は縫製工数が増えるため、見積もりや納期管理にも影響します。
まとめ
ディテールは「服の個性を生み出す要素」であり、同時に生産管理に直結します。OEM担当者はデザイン性と生産性の両面からディテールを理解することが重要です。