はじめに
生地を裁断するとき、必ず確認すべきものが「地の目」です。服の形や着心地に大きく影響を与えるため、裁断時の基本ルールとして非常に重要です。
地の目とは?
地の目とは、布地を織る糸の方向性を指します。
- タテ地(経糸方向):安定性が高く、伸びにくい
- ヨコ地(緯糸方向):やや伸びやすい
- バイアス(斜め方向):最も伸縮性があり、ドレープ感が出る
地の目を守る理由
- シルエット維持:方向を誤ると服がねじれたり型崩れする
- 着心地向上:体の動きに合った伸縮性が出る
- 品質安定:同じアイテムでサイズ感に差が出にくくなる
裁断時のポイント
- パターンの「地の目線」を必ず生地の方向に合わせる
- 柄物は地の目+柄合わせの両方を確認
- 生地の歪みや縮みを放置しない
まとめ
地の目は「服の骨格」をつくる存在です。裁断時に正しく守ることで、OEM製品の品質も安定します。