トワルとは?立体的に服を作る仮縫いの意味と工程

はじめに

パターン通りに裁断しただけでは、完成後のシルエットや着心地が正しいかどうか分かりません。そこで活躍するのが「トワル」です。OEMにおいても、新しいデザインや複雑な服では欠かせない工程です。

トワルとは?

トワル(toile)とは、本番生地の代わりに安価な布(シーチングなど)を使って仮縫いを行い、立体的にシルエットを確認する工程を指します。

トワルの目的

  • デザイン確認:ドレープ感や立体的なラインをチェック
  • パターン修正:平面上では分かりにくい誤差を修正
  • 着心地確認:動きやすさやフィット感を検証

トワル作成の流れ

  1. パターンを紙に出力
  2. シーチングで裁断
  3. 仮縫いしてトルソーに着せる
  4. 修正点をマーキング
  5. 修正後のパターンに反映

まとめ

トワルは「完成品の試運転」のような役割を果たします。OEMの現場では、トワルを省くことでコストを抑えるケースもありますが、デザイン精度を高めるには欠かせない工程です。

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